日本産出ロッククリスタル 神話カット 4.38 カラット 31

¥62,000

宝石名ロッククリスタルサイズ10.2x10.3x7.3(高さ)mm 重量4.38 カラット産地山梨県甲府市源村数量1個石状態無キズです。
                                               ”しわ、しわ”になってしまった歴史を語る包装紙。
角印材と書かれているのは正しく母の字です。
その上に長さ5cmの印材を載せて撮影をしました。
【ロッククリスタル 神話カット】は1/3を出品しています。
2/3は2人の孫に1/3づつ残して逝き、補充出品もしない最後の出品となりました。
出品の総重量を出品数量で割りますと、平均が約4.085カラットとなり、最後の出品は1粒価格とさせて頂きます。
1944年生まれの僕が物心ついた4.5才の頃、我が家の主要商品は水晶のネックレスでした。
工場(2階が宿舎)には住み込みの工員が5人・母屋と工員の世話する女中さんが2人・通いの研磨師が4人・ラック張り(松ヤニを暖めて水晶を鉄板に張りつける)の女性が3人、細工の工員(彫刻師)が3人・カッコミの職人が祖父を入れて3人働いていました。
その他、事務員、下請けを含めますと社員旅行の総人数が50人近くになります。
取り仕切る仕事の段取りをしていたのは祖母でした。
母屋の奥に隣接した工場と宿舎が在り、夕刻、穴開けの下請けから仕上がってくる、鉄板の水晶を数える祖母に手渡すのが僕の“ささやか”なお手伝いです。
縁側で祖母の“家の水晶はみんな昇仙峡で採れた水晶なんだよ”と訊かされ、昔話を聴くのが楽しみでした。
祖父は工場に通じる離れ部屋でもう二人の小父さんとカッコミ(形取り)をしています。
成人男性のコブシ大の水晶を足のつま先に挟み鋼の棒を“あてがい”時には強く時には軽く、小槌で叩きながら割っていくのを視るのも楽しみでした。
今だからこそ言えるのですが、コブシ大の大きな水晶を細かく割らずに、そのまま研磨していたなら少なくても1個5〜6万円の値が付くのではないでしょうか・・・。
倉庫で発見された角印材の内70本をブラジルに持ち込み、後世の代に”活かす様“にとカットした山梨県は昇仙峡の奥地で産出したロッククリスタルです。
透明度の高いクリスタルです。
出品画像に限りがあり、カットは全て同じですので、画像・2・3・はNo1を引用しています。